正式には婚姻届を提出した日を結婚記念日と考えられていますが、一般的には、結婚式を取り行った日を結婚記念日と呼ぶ人が増えています。
結婚記念日を祝う習慣はもともとは西欧文化が発祥。
カナダは、結婚50周年以降5周年毎に、政府から祝電が届きます。
日本では、明治天皇が銀婚式をお祝いされたことがきっかけとなり、一般でも銀婚式、金婚式を祝うようになりました。
しかし、もともとはヨーロッパの西欧文化圏がルーツです。
結婚記念行事は、各国で微妙に異なりますが、例えば、米国の伝統的な結婚記念日の行事は、下記の通りになっています。
興味深いことに、始めの10年は毎年が記念で、それ以降、金婚式までは5年毎です。結婚当年からの10年間は、赤の他人同士が一緒に暮らすこと、そして家族が増えることなど、人生において大きな変化の時期です。この時期を乗り越えることが、一つの大きなハードルだとも読み取ることもできます。
結婚記念の行事ごとに応じて、名づけられている素材を参考に、
お互いの伴侶にプレゼントを交換するといわれています。
実際には、夫が妻にプレゼントすることが多いようです。
日本ではあまりなじみがありませんが、欧米社会では浸透しており、
どの周年でどのようなプレゼントを贈るかアイデアを提供するサービスが発達しています。
字の通りの素材(陶器、真珠、金銀など)をプレゼントするばかりではなく、
特別な思い入れがある場合は、メッセージカード以上に重みのある、オリジナル商品で
愛のメッセージを添えて贈ることが、喜ばれているようです。
もちろん、オリジナル絵本も人気です。
結婚生活は、結婚式当日から始まります。
出産、子供の就学、子供の成人、子供の結婚、退職、など、いろんな転機を迎えます。
定期的に記念日にそれまでの結婚生活でともに歩んできた二人の軌跡を振り返って、
これからの結婚生活に共に踏み出していくことを確認するのです。
結婚記念日を祝う習慣は、とてもすばらしいのではないでしょうか。
節目を大事にする方法は人それぞれですが、記念となるもの、いつまでも残るもの、オリジナリティ溢れるもの、深い気持ちが相手に伝わるギフトを、相手に贈るのはとてもすばらしいことです。
結婚を豊かにする智恵でもあるといえるのではないでしょうか。